先輩からのメッセージ
- 生活に重点を置き、
その方らしさを大切にする
看護を心がけています -
看護師 吉村 真紀子
福岡市出身。佐賀の看護専門学校及び福岡の看護福祉専門学校を卒業後、他の医療機関を経て、2015年に東福岡和仁会病院に入職。現在子育てと仕事を両立している。
高校生の時の入院で得たものは、健康な体と将来の夢だった
看護師を目指したのは、高校2年生の時に入院したことがきっかけでした。進路について漠然と考えていましたが、どんな時でも笑顔を絶やさずテキパキと働く看護師の姿を見て、「私も看護師になりたい」と思いました。高校卒業後、佐賀にある看護専門学校に入学して准看護師となり、福岡の看護福祉専門学校で正看護師を取得しました。看護師歴は25年になります。東福岡和仁会病院には5年ほど前から勤務しており、現在は高齢者の療養病棟で働いています。託児所完備。子育てをサポートする体制が職場に根付いている
東福岡和仁会病院を選んだのは、院内託児所が完備されているのが大きな決め手になりました。私は14歳と6歳の子を育てていますが、突発的に体調を崩すことがあるなど、仕事と子育てを両立するためには職場の理解やサポートが欠かせません。当院の託児所は日・祝日はもちろん、夜勤の時間帯も利用できるので、安心して仕事に打ち込むことができますし、先輩看護師も子育て経験者が多いので、急に休まなくてはならない場合でも理解を示してくれます。特に産休明けの出勤はドキドキしました。長期間休んでいたので迷惑をかけたことが申し訳なく恐る恐る出勤したのですが、みんな優しく声をかけてくれたのがとても嬉しかったです。「帰ってきた」、「仲間に迎えられた」という安堵が今も忘れられません。円滑なコミュニケーションで患者様に最善の看護・介護を提供
これまでクリニックや大学病院の手術室などに勤務していましたが、東福岡和仁会病院では主に認知症の患者様の看護を行っています。慢性疾患を患った高齢者が多く、おもに食事や排せつの介助や寝たきりの方の清潔保持などを行っています。医師や事務方の協力を得て希望する患者様には外出の援助を行うなど、全員が一丸となって当院の理念である「何よりもいたわりの心で」の実践に努めています。身体拘束は一切行っていません。「徘徊」や「問題行動」と呼ばれる行為は本人にとって意味がある行動であり、それを規制することは精神状態の悪化の要因になります。看護部では院内外の研修や勉強会を積極的に実施しており、認知症を学ぶことで患者様に適したケアを行っています。患者様に変化があれば、すぐに看護・介護スタッフが集まって相談し合える家族的なコミュニケーションの良さも、ケアの向上に繋がっています。